デザインねこ

現役グラフィックデザイナーがお届けするデザインの時短ネタや参考ネタ、HOW TOなどのお役立ち情報から、ハンドメイド、インテリアや暮らし、ネコとの生活など様々なジャンルの記事を2人と1匹でお届けする(デザインよりの)雑記ブログ。

デザインの時短に!photoshopのドロップレットを使って画像を自動で加工しよう。

こんにちは、今日もよろしくお願いします、デザインねこ@toranekodesignです。

今回は、デザインワークの実践編、photoshopのドロップレットを使って解像度やカラーモードなどの画像加工をあっという間に変更する方法を紹介します。普段「急ぎだからとりあえず」で画像をリサイズしなかったり、解像度を撮影時のままでやってたり、画像の形式を面倒くさがってJPEGのまま配置することがあるようなズボラさんにめちゃくちゃオススメのワザです。(わたしは全部該当)では、ドロップレットについて説明していきましょう。

ドロップレットとは

photoshop

photoshopではアクションといって、ある決まった作業工程を登録して呼び出すことのできる機能があります。このアクションをアプリケーションとしてアイコン化できるのが「ドロップレット」です。処理したい画像を作成したドロップレットのアイコンにドラッグ&ドロップすることで、登録したアクションを自動で処理することができるようになります。

「バッチ」機能をご存知の人はどう違うのか疑問に思ったでしょうが、バッチ処理はphotoshopのファイルメニューから処理をしていきますが、ドロップレットはphotoshopのコマンド画面を経由せずにファインダー上でドラッグ&ドロップを行うだけで登録したアクションの処理を行なってくれるイメージになります。これはいちいちphotoshopを経由せずに動くのでかなりの時短効果です。気になる画像はとりあえずドロップレットにいれておけばすぐにアタリ画像として使うことができる、なんて設定も可能です。

ドロップレットの作成方法

それではドロップレットを作るステップをまとめていきます。まずは比較されやすい「バッチ」の作り方からおさらいしていきましょう。今回は解像度300、カラーモードCMYK、形式psdになるようなバッジをかけていきます。

バッチの作り方

droplet_001まず「新規アクションを作成」をクリックして新しくアクションを作成します。

 

droplet_002バッジに使用するアクション名を入力します。

droplet_003下の部分が(RECマーク)になっているのを確認してからバッジのアクションを登録していきます。

画像をドラッグアンドドロップで開きます。(※またはファイルメニューの「開く」でもOK!)

droplet_005 その後は「解像度」を変更。

droplet_006カラーモードの変更(RGB→CMYK)

droplet_008「別名で保存」でpsdデータでの保存を行っていきます。保存したいフォルダを選択。

droplet_009保存後は最後に「閉じる」を押して画面を閉じたところでRECボタンの横にある「再生/記録を中止」をクリックします。

これでバッチ用のアクションデータができました。続いて「ファイル→自動処理→バッチ」を選んでバッチ処理の設定をしていきます。

dreplet_❶ 使用するアクションを選びます。先ほど作成したバッチ用のアクションを選びます。

❷ アクションをかけるデータを選びます。(アクションの処理をかけたいデータが入ったフォルダを選択します)

❸ チェックボックスをチェックします。細かく説明をしていくと

"開く"コマンドを無視・・・このチェックを入れないと保存したファイルを開く「開く」コマンドがアクションに含まれている場合に、「バッチ」コマンドはをこのバッチを記録するときに使用した「開く」ファイルのみを開いて処理してしまいます。今回の場合では先ほどドラッグアンドドロップで読み込んだ画像のみをずっと開いて処理し続けてしまうので一つの画像を処理して何度も上書きしてしまいます。

サブフォルダを含める・・・バッチをかけるフォルダ内にフォルダ(サブフォルダ)がある場合、そのフォルダにも同様にバッチの処理をかけるかどうかの設定をします。

"開く"ダイアログを非表示・・・ファイルを開くオプションダイアログボックスを非表示にします。これを設定しておかないとバッチ進行中に開かれる"開く"ダイアログボックスに対しての指示をそのつど設定していかなければなりません。

カラープロファイル警告を非表示・・・こちらも"開く"ダイアログボックスと同様に設定しておかないとそのつどいちいち指示していかなければならなくなってしまうのでチェックします。

❹実行後「なし」を設定 この設定をしておくと開いて処理を実行したもとデータには手が加えず閉じられるようになります。この設定を変更すればルール付けした名前を付けて保存をしたりすることができるようになります。必要に応じて変更するとより使い勝手をよくすることが可能です。

以上で設定が終わりです。選んだフォルダの画像に設定したバッチのアクションの自動処理がかかります。以上がバッチの作成手順。 それでは、次はドロップレットを作成していきましょう。

ドロップレットの作り方

ドロップレットを作成する際に覚えておくことはバッチと違ってはじめに「開く」を設定しなくていいということ。ドロップレットをかけたい画像を選んでから処理するので開く手順は不要になるんですね。ということで処理をしたい画像をすでに開いた状態からアクションの登録を初めていきましょう。

droplet_010まずは画像を開いた状態からスタートして、バッチの作成と同様にアクションを作成していきます。

droplet_012バッチの際に行った処理と同様に「解像度を300」に「カラーモードをCMYK」に、別名保存で形式をPSDに変換します。

ドロップレット用のアクションは上記の「droplet」の通り。設定をしたら忘れることなく「閉じる」を選択しましょう。

これでドロップレット用のアクションの設定ができたので「ファイル→自動処理→ドロップレット」を呼び出します。

dropletzz ❶ ドロップレットのアイコンを保存する場所を決めます。保存する場所を決めてなければとりあえずデスクトップでOK!

❷ 設定するアクションを選びます。先ほど作ったアクションを選択します。

❸,❹ 先ほどの「バッチ」を使う際に詳しい内容を記述しているので割愛します。今回は"開く"コマンドを無視のチェックを外します。

droplet_014ドロップレットがデスクトップにできるので、先ほど作ったアクションをかけたい画像を選んでこのドロップレットにドラッグアンドドロップすれば画像の処理がワンストップで完了します。ん〜、とってもラク。以上がドロップレットの設定です。

最後にもう一度制作時の確認ですが、バッチの作成との違いの一番のポイントはアクションに「開く」手順を入れるかどうか。バッチでは「開く」ステップが必要なのですがドロップレットでは「開く」ステップが不要になります。お間違いなく。

まとめ

今回はドロップレットの作成方法でした。僕の場合は印刷データ用に「解像度:350、CMYK、psd」やWEB用に「解像度:72、RGB、jpg」といった具合で媒体ごとにドロップレットを用意しています。また、とりあえずのデザイン案出しのような案件のためには「アタリ用画像データ」のドロップレットを作って「解像度:150、RGB、psd」でできあがる様にドロップレットを用意しています。例えばここにアタリとして選ぼうとブラウザで開いていたamana imagesさんの画像をドロップレットにドラッグアンドドロップしても処理がされるので(下記画像を参照)いちいちデスクトップに保存→photoshopで開いて処理といった手順を一挙に省くことができちゃいます。

droplet_last

こういう作業は結構多いのでチリも積もれば・・・ってやつですね。気がつくとかなりの時短になるかと。 さて、今回はドロップレットの紹介でしたが、簡単に覚えることができて時短効果がわかりやすい操作かと思います。まだあまり使ったことない方はぜひぜひ試してみてくださいね。それでは今回はこのへんで。