デザインねこ

現役グラフィックデザイナーがお届けするデザインの時短ネタや参考ネタ、HOW TOなどのお役立ち情報から、ハンドメイド、インテリアや暮らし、ネコとの生活など様々なジャンルの記事を2人と1匹でお届けする(デザインよりの)雑記ブログ。

【初級者向け】上達に欠かせない「振り返り」の質を高めるデザインノートをつけよう

f:id:toraneko-design:20180226155632j:plain

こんにちは、今日もよろしくお願いします、デザインねこです。(@toranekodesign

 

今回は、僕が若手時代につけていた「デザインノート」のオススメをしたいと思います。これはどういうものか簡単に言うと普段のデザインの中で気になったこと、うまくできなかったもの、参考になるデザインなどを、書いたり切り貼りしたりするスクラップブックを兼ねたノートのようなものです。これをやると自分の得手不得手やうまくできないところ、さらにこんなデザインをしたい、こんなことをしたいというところがまとまってきます。

デザインノート自体は中級や上級者にもオススメできますが、今回の記事は主にデザインの初級の方向けに書いていきます。

 

デザインノートとは

f:id:toraneko-design:20180226170952j:plain

 

f:id:toraneko-design:20180226165127j:plain

今回紹介するデザインノートの主な目的は「デザインの振り返りと今後の目標の可視化」にあります。実際にまずは上の画像が当時のノートを再現したものになります。こちらをご覧ください。(原本は引越しにあたって捨ててしまいました)

 

このように、

f:id:toraneko-design:20180226165412j:plain

❶はその日のデザインで「うまくできなかったこと」や「わからなかったこと」を記入。ここでもし可能であればそれらのデザインカンプも貼っておくことをオススメします。

 

❷では❶で記入したうまくできなかった部分の参考になる資料やデザインを貼ったり先輩からもらったアドバイスを書き込みます。これは後から調べてわかったりアドバイスをもらってから書き込む感じでOK!

 

❸は自由に貼り付けているスペース。気になったデザインや記事、やって見たいデザインや試してみたいアイデア、などを自由に書き込むところになります。

 

今回 サンプルとして作ったデザインノートの1ページは

 

❶のところで「表組みを見やすく綺麗に」組み上げることが難しいという気づきを記入しています。それに対して

 

❷で先輩にもらった「LIGさんのサイトにインフォグラフィックのページがあるよ」というアドバイス

liginc.co.jp

 

さらにはたのしいインフォグラフィック入門という本を勧めてもらったのでその情報を記載しています。

 

たのしい インフォグラフィック入門

たのしい インフォグラフィック入門

 

さらに先輩からのアドバイス「基本的には良いものをたくさん見て参考にする。分析するのが一番の近道」というメモも書いてあります。

 

また❸では最近本屋で立ち読みして気になった「超図解・宗教」という本がインフォグラフィック的にもよかったのでその情報を載せています。

 

100のインフォグラフィックで世界を知る 〈世にも美しい教養講義〉超図解・宗教

100のインフォグラフィックで世界を知る 〈世にも美しい教養講義〉超図解・宗教

  • 作者: マチュー・グランプレ,マリルー・ダルモン,佐藤絵里
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/07/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • この商品を含むブログ (1件) を見る
 

 

 

僕がやっていた書き方は以上です。とっても簡単ですよね。基本的な使い方としてはとってもシンプルなので個人個人に合わせてのカスタムも簡単です。

 

個人的には一つの見開きを一日として使うとかなりスペースも広く使えていいのではないかと思います。これだけのスペースがあると書き込んだけど調べていないページがあれば目立つので確認も簡単!

 

デザインノートをつけるメリット

さて、続いてこのデザインノートをつけるメリットに触れておきます。

 

❶自分の苦手なところ、わからないことを可視化する

f:id:toraneko-design:20180226172158j:plain

デザイナーはとにかく毎日が忙しく、日々時間に追われながら仕事をしてます。特に若手の頃はデザインがうまくできなくて悩むことも多く、一つ一つの作業やデザインに時間がかかってしまうものですが、一つの仕事が終わったらすぎにまた次の仕事を、、、というペースになるのでなかなか振り返りの時間を作ることができません。そんな風にしているうちにつまづいている部分や不得意な部分を忘れてしまい「とりあえず経験がつけばそういった苦手なことも覚えるだろ〜」くらいの感覚になってしまいます。それではなかなかその不得意な部分の克服には時間がかかってしまいます。

しかし、今回のようにデザインノートでつまづいたところのメモをとっておくことで自分の苦手なものを可視化することができます。可視化することで、意識的に苦手を克服しようとしたりヒントになる本を探したり、また集中的にその部分のアドバイスをもらったりということもできます。

このように可視化する→自覚を促す→改善の意識をもつという流れができるというメリットがあります。

 

❷上達を感じることができる

f:id:toraneko-design:20180226172043j:plain

若手の頃は特に、自分のデザインが上達している感じというのがわかりません。私もいつもいつも仕事に追われて「これじゃないあれじゃない」と頭をひねりながらデザインをしていたのですが、いくら案件をこなしてもなかなか自分の上達を感じることって難しいんですよね。デザインは売り上げのように数字という明確な形で評価がでてくる訳ではないので、自分の中で自身の成長や上達を感じることが難しくなります。

そんな中でこのデザインノートがあれば自分ができない、苦手なことを明確にし、それを克服するように向かっていくことができるので、続ければ続けるほど自分ができるようになっていることを確認することができます。

 

❸デザインを冷静にみることができるようになる

f:id:toraneko-design:20180226172000j:plain

これも若手の頃ですが、デザインをしているとついつい細かいところや部分部分にフォーカスがいってしまいなかなか冷静に全体を見れなくなることがあります。そういった時にデザインノートを使った振り返りをしていると冷静に見るクセがついていきます。初めは「なぜうまくできないんだろう???」といった見方ですがしばらく続けると、「ああ、このデザインならこうすればいいかも!?」といった具合にアイデアまで出てくるようになればしめたものです。

 

❹アドバイスを受けやすい

f:id:toraneko-design:20180226172301j:plain

先輩のデザイナーさんにアドバイスをもらう時に「このようなところを苦手にしている」ということがハッキリとわかってくるのでアドバイスをもらいやすくなります。例えば

「僕、バランスでいつも悩むんですけどどうしたらいいですかね?」という漠然としたバランスに関する悩みよりも

「僕、タイトルを作るときのバランスが苦手みたいで難しいんです。それとそれに合わせたフォント選びがちょっと苦手で。。。。そこらへんの力をつけるためにいい方法とか本ってありませんか?」

といった具合に欲しいアドバイスを具体的にすることができるので先輩デザイナーもポイントを絞って教えることができます。これは教える側としても教えやすくなります。

 

あんな有名アスリートもノートをつけている!

ノートをつけるという作業はプロのアスリートも実践していて、イチロー選手や本田圭介選手がつけていた「夢ノート」は有名です。この夢ノートは、振り返りを中心としたデザインノートにプラスして将来のなりたい姿や目標を実現したところを強く意識しているノートです。

 

matome.naver.jp

 

こころを強くする「夢ノート」 ~トップアスリートが実践するルーティンワーク~

こころを強くする「夢ノート」 ~トップアスリートが実践するルーティンワーク~

 
夢ノート keisuke Honda

夢ノート keisuke Honda

 

 

もしデザインノートをカスタムする方が入れば、そのような目標についてもカスタムして入れてみるといいかもしれません。

 

ちなみにおすすめのノートは普通のリング式のノートです。リング式であれば切り貼りした際にも開きやすいので。100円均一のノートで十分ですね。

f:id:toraneko-design:20180226155309j:plain

 

まとめ

今回はデザイン業務の「振り返り」の質を高めるデザイン日記について紹介しました。毎日できれば理想ですが、2、3日に一回でも十分に質が高いものをできるかと思います。 今若手の人も、若手にデザインを教えている人もぜひおすすめ。気になったらノート1冊でできますのでぜひお試しください。それでは今回はこのへんで。