デザインねこ

現役グラフィックデザイナーがお届けするデザインの時短ネタや参考ネタ、HOW TOなどのお役立ち情報から、ハンドメイド、インテリアや暮らし、ネコとの生活など様々なジャンルの記事を2人と1匹でお届けする(デザインよりの)雑記ブログ。

デザイナーの仕事のスピードアップ!意識を変えて仕事の速度を上げよう

こんにちは、今日もよろしくお願いします、デザインねこです。(@toranekodesign)

さて、今日はデザイナーの仕事のスピードを上げるには、というとても難しい議題にチャレンジしたいと思います。といっても今回は、ショートカットを覚えるだとか、スクリプトを使うといったような技術的な話ではなく、スピードに意識を向ける心がけやマインドといった部分に注目して書いていきます。ちなみにこれは実体験をもとに書いていますので当てはまらない方も多いかもしれません。一個人の仕事の体験談から書いた記事なので、その場合はスルーしちゃってください。

仕事のスピードが上がったきっかけは「あきらめ」!?

仕事のスピードが上がるきっかけになったのは3年目くらいのパンフレットのコンペ案件でした。それまでは基本的にとにかく時間を目一杯使って、できる限りよくしようとデザインしていたので、しょっちゅう徹夜をし、休日出勤をし自分ができる中で一番いいものにしようと手探りな中で遮二無二やっていた気がします。気持ちとしても毎回「このデザインで何かしら爪痕を残してやろう」みたいな感じで意気込み、仕事をしてました。いま思うと血気盛んですね。(笑)仕事に取り組む心意気としては立派だとは思いますが、いつも時間いっぱいまでやっていて、締切=案件の終わりみたいなところがありました。今思うと仕事のやり方としては全然ダメですね。そんな中で取り組み方を変える仕事がありました。
そのきっかけとなったコンペ案件は、間に代理店が絡んだ競合コンペの仕事で提出は数日後なのに仕上がりA4サイズのパンフレット24ページを全ページ提出という内容。対応できるデザイナーがおらず(もちろん自分も含めて)とりあえずなんとかしてくれと営業に泣きつかれて自分が作ることになりました。が、普段のように作っていたら間に合わない。なんせちょっとおかしいスケジュール。とにかく状況も状況だからということで今までのように作ることをやめ、スピード重視で作業を進めました。いつも時間がかかってしまう部分をそぎ落とすために、作成中にデザインの方向性で迷わないよう、ラフはしっかり作り、トンマナのイメージを固め、とにかく作成中に脇道にそれないように速やかに組み上げることを意識しました。「一度組んでしまえば焦ることもないし、そこから修正をかけてブラッシュアップできるしまずは組み上げるまでを急ごう」と考え、とにかくムダな時間を削って作業しました。時間がないというので逆に変なこだわりを捨てることができて、その都度「これで(が)いい!」と見切りをつけれたことが良かったのだと思います。

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結果として、他の仕事もしながらコンペの納期も間に合い、さらにはその競合コンペも獲ることができました。社内からもなんだか評判がよく、我ながら出来栄えもよい。そこでふっと気づいたんですよね。


このやり方の方がよくねえか?と、、、。


この案件以降、少しずつアウトプットのスピードをあげることに意識を向けました。特に意識的に変更していったポイントは下記の通りです。

・作り出す前のイメージ固めをしっかりする それまではとりあえずパソコンに向かって、「ああでもないこうでもない」と時間をかけていたので、デザインのイメージを集め、ラフを書きぼんやりながらでもゴールのイメージを作り作業に入るようにします。 ・そのこだわりは「何のためか?」問いながら考える 自分が何かしらのこだわりを入れようとしていたらまず「案件に合致する内容か?」ということを考えるようにします。内容によっては自分にとって新しい試みでスキルの幅を広げることができるといったことが考えられても、それが案件内容に合わなければ意味がありませんし。 スピードへの意識 スピード重視で仕事をすることで、ブラッシュアップの時間を作ることができます。こだわりを持ちすぎて時間をかけて一発必中のものを直前に提出するよりも、まずスピーディーに作って提出数日前には一度作り上げてから叩いてより洗練されたものにしていく方が時間の計算もしやすいし、担当営業も安心できます。これは、ゼロからイチを作るのは難しいがイチからジュウにするのは簡単ということに相通ずるだと思います。 また、根本的なところで遅くまで仕事をする=デザイナーっぽいみたいな考えがあったのですが、それを改めるよう意識をしました。集中力が切れた状態で事務所で悶々と考えるなら早く帰って映画を見たり読書をした方がためになるし、家族と過ごしたりテレビをみてゴロゴロした方がリラックスできます。早く帰りたい=早く仕事を終わらるという意識を持つためにもここも重要でした。

このようなポイントに注意し、少しずつスピードを上げていきました。どちらかというとマインドチェンジといった方がいいのかもしれませんね。手をかける=いいものができるというわけではないというのを体感したことが大きかったように思います。

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まとめ

今回は仕事のスピードを上げるマインドを、体験ベースでエントリーにしてみました。実際こういったマインドの変化があってから仕事も早くなり、早くなった事でできた時間でほかの勉強をしたり、本を読んだり映画をみたりと自分の世界を広げる事ができるようになったと思います。今度、この記事を受けてどんな風に具体的にデザインの時短を実現するかというところに注目した技術的な面から記事を書きたいと思います。では、本日はこのへんで。