デザインねこ

現役グラフィックデザイナーがお届けするデザインの時短ネタや参考ネタ、HOW TOなどのお役立ち情報から、ハンドメイド、インテリアや暮らし、ネコとの生活など様々なジャンルの記事を2人と1匹でお届けする(デザインよりの)雑記ブログ。

電通秘伝の「鬼」気くばりのマナー本をオススメ!【オススメブックレビュー】

こんにちは、今日もよろしくお願いします、デザインねこ@toranekodesignです。

今日は「オススメブックレビュー」と題してオススメの本を紹介したいと思います。とらねこデザインブログなんでせっかくだからデザインに寄せた内容にしていきたいということで、、、デザインといえば広告!広告といえば電通!!!といういささか強引な流れを作りつつこちらの本の紹介をしたいなと思います。この記事、もともと電通の事件の前に以前のブログで掲載していた内容なのですが、あの事件があってからどう扱っていいやらで、、、。とはいえとてもいい本だと思いますのでやはりこちらでも紹介したいと思います。

電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり

ホイチョイ・プロダクションズ

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こちらは古くは映画「わたしをスキーに連れてって」から新しいものだと「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」、本ならば「気まぐれコンセプト」や「東京いい店やれる店」などでおなじみのクリエイターグループ、ホイチョイ・プロダクションズが手がけた、天下の広告代理店「電通」の中で連綿と引き継がれる電通の「戦略的気くばり」の作法を書き留めたマナー本です。

新東京いい店やれる店

新東京いい店やれる店

私をスキーに連れてって [DVD]

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(※ホイチョイ・プロダクションズとは)

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HOICHOI PRODUCTIONS

マナー本といっても一般的なビジネスマナーが書いてあるわけではなく、電通という会社の中で実際に蓄積され、効果がでるものをまとめられた気くばりのノウハウ本です。内容はとても具体的で、たとえば「安物の同じボールペンを必ず2本持ち歩く」といったもの。この理由、わかりますか?ちょっと気になってきますよね?ここには以下のように書いてあります。

ビジネスで最も重要な概念は「貸し借り」である。決定権のある人間に対し「貸し」を貯めておけば、ここぞという時に預金を引き出し、無理なお願いを通す事ができる。打合せ中、得意先がメモを取ろうとしてペンを忘れてきたことに気づいたら、すばやく安物のボールペンを2本取り出し、「2本ありますから1本どうぞ」と言って、差し上げてしまおう。2本持っていれば1本差し上げても不自然ではないし、安物なら相手も受け取りやすい。それでいてペン1本でも貸しは貸し。使うたびに自分を思い出してもらえる。安くて効率的な「貸し」である。 〜電通マン36人に教わった36通りの「鬼」気くばり 52.53ページ〜

こんな風に書かかれていて、ひとつひとつの内容はとっても具体的。電通という一大組織で築かれた戦略的な気くばりや戦略的なおべっかが体系的にまとめられた「生きたマナー本」ともいえる一冊です。この本の中で筆者はこんな風に書いています。これだけ読んでみてもこの本を手に取る価値は充分にある気がしてきます。

本書は、実力ある年長者に取り入って出世し、少しでも格差社会の上に這い上がろうと考えている健全な野心家のためのノウハウ本である。本書には相手を思いやる心構えといったありがちな抽象論も、敬語の使い方とか挨拶の仕方といった、どのビジネスマナー書にも書かれている当たり前のマナーも書かれていない。そうした普通のマナーしか知らない連中を出し抜き、競争に勝ち抜くための具体的な方策だけが並べられている

ちなみに私は本で知るよりもかなり前に土曜夕方5時から東京FMをキーステーションに放送していたSUNTORY SATURDAY WAITING BAR というラジオでこの電通の話を聞くことがありました。奇しくもこのラジオにもホイチョイ・プロダクションズが関わっていたようです。不思議な縁ですね。

Podcast版はこちら http://podcasts.tfm.co.jp/podcasts/tokyo/avanti/avanti_vol53.mp3

まとめ

この本を読むとこのようなイチ営業マン個人が蓄積するレベルの内容を会社のスキルとしてまとめあげ、体系的に教育するという電通という会社の仕組みにびっくりします。ここまでやってるのか、という驚嘆すら感じました。今の若い子は特にこのような悪く言うと人に媚を売るような、「土臭い営業スタイル」は好まないとは思います。ただし、だからこそこのスタイルを身につけて必要に応じて使いこなせると周囲と差別化が強いのではないかと思いました。