デザインねこ

現役グラフィックデザイナーがお届けするデザインの時短ネタや参考ネタ、HOW TOなどのお役立ち情報から、ハンドメイド、インテリアや暮らし、ネコとの生活など様々なジャンルの記事を2人と1匹でお届けする(デザインよりの)雑記ブログ。

外出を貴重なデザイン収集の機会に変えるアプリの活用法

こんにちは、今日もよろしくお願いします、デザインねこ@toranekodesignです。

さて、今回はデザイナーの休日向けのインプット、出先でデザインを楽しみながら引き出しを増やす方法をご紹介します。技術的にはこれまで紹介してきたIFTTTとピンタレストの技術でできるのでわりと簡単にできるかなと思います。それでは、いってみましょう。

マックを捨てよ、街に出よう

作家の寺山修司さんも「書を捨てよ、街に出よう」と言ってましたが、デザイナーも同じ。「マックを捨てよ、街に出よう」です。

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インターネットを見ていると、デザインの参考になるものはたくさんあります。pinterestでデザインの参考になる素敵な画像を探せるし、dマガジンやkindleで本や雑誌も読めるから雑誌のレイアウトだって見ることもできます。その気になればネットだけでかなりの情報が集まるし、参考のデザインを探すのもネット上で完結できます。むしろただ目的のデザインを探すだけならネットの方が何倍も効率がいい。でも、果たしてそれだけでいいのでしょうか?答えはもちろんNO。デザインはマックの中だけ、ディスプレイの中だけでできているわけではありません。僕は「セレンディピティ」という言葉はあんまり好きじゃないですが、ふっと出掛けた先でなんかとてもしっくりくるデザインに出会ったり、心を引かれるものを見つけることはとても多いものです。パソコンの前で探すよりも、街に出て直接目で見て手で触って、五感と一緒に感じることが大切です。そうやって実際に見たものは感じたものは自分の中に強く残りますし。 街に出て直接デザインを見ることには下記のようなメリットがあります。

世の中の雰囲気を見る

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街に出ると世の中の雰囲気を感じることができます。流行りの店や百貨店にいけば流行りの色や形を見ることができるし、本屋の平積みされた新刊のタイトルを見れば世の中でどんなことが注目さているかがわかります。衣食住、どんなことが注目されていてどんな動きがあるのか、流行りを抑えていることはデザインするときに大いに役にたちます。

生きた教材に溢れている

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街にでると「今」の広告を見ることができます。まさしく「今」使われている生きた広告をみることができるのでリアルな印象を感じることができます。ネットでも見ることができますがやはり生で感じるのは印象が格段に違います。またそれを見ている人(ターゲット)のリアクションが見れます。これはとっても重要。普段広告を作るときターゲットの心理を想定し、ターゲットの気持ちになって考えますが、やはり生のターゲットのリアクションは違います。どんな反応をしているか、どんなものに興味を持っているか、どんな人たちなのかを見ておくのはとても勉強になります。

また外に出ると広告だけでなく建物のサインや店舗のロゴ、インテリアや商品の色使いなどどこにでも教材があります。それに気づいて生かせるかは自分次第。例えば、通勤中に毎日気になる広告を一つ見つけてひたすら細かいところまで(フォント、レイアウト、色使い、印象などを)分析してみたら勉強になるのではないかと思います。

直接触れる

インターネット上のデータと違って実際の商品や本、パンフレット等は直接触って感触を確かめることができます。直接触ってみるとそこから得られる情報はことのほか多く、触ってみて感じる印象や受ける印象もとても強いことに気付きます。デザインで作るものはウェブデザインなどでなければ最終的に手にとって使われるものなのでそこを忘れずにデザインをしましょう。そのためにも最終的な仕上がりである商品、本、雑誌、パンフレットなどを手にとって感触を確かめることはとても大切です。

外出向けアプリ活用法

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それでは具体的なアプリの使用方法に移ります。基本的には3つのフェーズにわかれており、

  1. 集める(スマホのカメラにて気になったものを収集) 2.まとめる(収集したものを見やすい状態にまとめる) 3.使う(資料として使ったり勉強のネタにする)

といった流れになります。

1. 集める(スマホにて気になったものを収集)

外出先では普段オフィスに篭って作業していても見えないものがたくさん。その中でも自分が「いいな」と思ったもの、何かしらの琴線にふれたものはスマホのカメラで記録しておきましょう。そういうとき人は覚えておこうと思いますが、全てを覚えるのはまずムリです。例えば美術館でたくさんいい絵画を目に焼き付けて覚えておこうとしても、全然思い出せないのと一緒で自分の脳には限界があるので、覚えておくのはスマホに任せましょう。

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2. パンフレットやフリーペーパーなど貰えるもので素敵なものは極力持ち帰る

フリーペーパーなどの無料で貰える紙のアイテムは気になったものはどんどん持ち帰りましょう。ここで集めたものは自分だけの資料になります。ちなみに私の場合(35歳グラフィックデザイナー)は下記のような視点で持って帰るかをジャッジします。

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  1. デザインがよいもの、好きなもの、気になったもの
  2. 加工や紙質にこだわりがあるもの
  3. 今、担当している仕事の参考になるもの

1と3はよほどいいものは別にとっておいて、そうでなければデータ化します。データ化も全体を撮ることもあるし、部分だけが気になった場合はパーツをデータ化します。ここでも手軽に撮れるのでスマホのカメラがオススメ。

2は仕事の際にサンプルとして使えるので現物をそのままとっておきます。社内の打ち合わせや印刷会社さんとの打ち合わせなどの際に「こんな感じ」と伝えられるので便利。

2.まとめる(収集したものを見やすい状態にまとめる)

撮った写真をpinterestのボードにまとめます。細かく分類してもいいですが、自分が収集したものとわかるように一つのボードにまとめるのがオススメ。自分で集めたものは記憶の残り方が違うので、集約しておいた方がより強く記憶に残ります。(※これはそれぞれによって好みがあるので自分のやり方に合わせた方がよいですね。)撮ったものをアップしていきますが、もしiPhoneユーザーであればコチラの記事コチラの記事のIFTTTと連携させた自動アップロードがオススメ。写真アプリの特定のフォルダに入れておくだけで特定のpinterestのボードにアップロードできるます。ちなみにアップロードした写真を他のユーザーに見られたくない場合はpinterestのシークレットボード機能を使うことをオススメです。

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3.使う(資料として使ったり勉強のネタ)

pinterestに作ったボードはデジタル上にある自分だけの資料としていつまでも使えます。どんどん資料を増やしていけば仕事に役立つこと間違いなし。また、見返すことで自分が好きなデザインの傾向を知ることができるというメリットもあるし、収集したデザインを分析し勉強に役立てることもできます。

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まとめ

今回は「外出を貴重なデザインの勉強の機会に変えるアプリの活用法」としてデザイナー向けの外出を勉強の機会に変える方法をご紹介しました。デザイナーにとって、ちょっと街を見渡すと、どこにでも勉強のタネは転がっているものです。僕も週末に出掛けたりするとチラシやパンフレットなどいろんな印刷物をごっそり持って帰ったりしますし、カメラロールにいろんな店舗やロゴの写真などが増えていきます。そういったものをしっかりと自分の血肉に変えていきましょう!自分で集めたデザインは日々の業務の資料としても、デザイン力アップの生きた教材としても使えるので、興味があるかたはぜひ試してみてください!それでは、今回はこのへんで!